お世話になっております。見習い生産技術です。
今回からは数値制御旋盤で使用するプログラムの基礎・基本について解説していきます。
X軸・Z軸の説明


古い機械ではX軸が上に行くほどX値がマイナスになるものがありました。{職場では現役ですが・・・(汗)}
普段使用されている機械はほとんどが上に行けばX+方向、下に行けばX-方向となります。Z軸は右に行けばZ+方向、左に行けばZ-方向となります。
また、加工原点は一般的に主軸の回転中心をX=0としてX軸の原点、品物の仕上がり面をZ=0としてZ軸の原点となります。
図面から製品になるまでの流れ

1.図面
図面を元に加工方法、手順、ツーリング(どの工具を使用するのか)等を決定します。
2.プロセスシートの作成
切削条件等(回転数、切込み、送り、その他)を考慮しながら、定められたルールに従いプロセスシートを作成します。これをプログラミングと言います。
普段の業務でしたらCAD・CAMで作成する所が殆どではないでしょうか。
3.テープ作成
プロセスシートに従いテープパンチャーによりテープをパンチアウトします。(私は今まで見たことも使ったこともないです 汗)
最近では、コントロールにキーボードから直接入力(キーイン)しています。技能検定では、パソコンからのプログラム入力は禁止されておりますので、直接入力を採用しています。
こちらも普段の業務でしたらCAD・CAMでプログラムを作成しパソコンやUSB等で設備に入力する事が多いと思います。
4.機械加工
プログラムが完成された後、工具をセットし品物を加工します。
技能検定では加工する前に空運転(工具を品物に当てず、工具の動きを確認する)をします。これが結構重要な作業になります。空運転を行うことでおかしな動きはないか、変な所に干渉したりしないか等を確認し、プログラムに不備がないことを確認します。確か空運転を行わず、直接加工すると大幅減点だったと思います(汗)
5.品物完成
実際に加工を行い品物が完成します。
寸法の指令方法


アブソリュート方式とは・・・
アブソリュート (絶対値指令)「設定されている空間座標における座標値を指令する」つまり、ある座標値に動きなさいという指示。X20だとX20の座標値に移動します。数値の意味は座標値となります。
インクリメンタル方式とは・・・
インクリメンタル (増分値指令)「現在位置から次に移動する位置までの方向と距離を指令する」つまり、これだけ動きなさいという指示。U20だと、今ある位置からX座標軸上に20移動します。数値の意味は移動距離となります。
以上。2級数値制御旋盤技能士①プログラミングの基礎・基本についてでした。次回はプログラム用語について解説していきます。今後も色んな情報をアップしていきますのでよろしくお願いします。

コメント