こんにちは!「見習い生産技術」です。
NC旋盤技能検定の勉強、順調に進んでいますか?
実技試験の段取りや学科試験で必ずと言っていいほど出題されるのが、「スローアウェイチップ用ホルダの呼び記号(JIS規格)」です。
一見すると、英語と数字がランダムに並んでいて暗記が大変そうに思えますが、実は規則さえ覚えてしまえば、確実に満点が狙えるサービス問題になります!
今回は、過去に出題された具体例を元に、初心者の方でも一発で理解できるように分かりやすく解説します。それではさっそく、先生と一緒に勉強していきましょう!
💡 試験前のプチお悩み相談室

先生、JISのバイト記号が全然頭に入りません…『PCLNR3240M16』って、どこをどう見ればいいんでしょうか?

一見複雑に見えるよね。でも、この12文字のコードには、クランプ方法、チップの形、サイズなどの情報が『決まった順番』で綺麗に並んでいるんだ。パズルを解くように1文字ずつ分解していけば、誰でも簡単に解けるようになるよ!一緒に順番に見ていこう!
🛠 今回のテーマ:バイト記号「PCLNR3240M16」の分解

問題で提示されている記号は以下の通りです。
「 P C L N R 32 40 M 16 」
この記号は、JIS規格(ISO準拠)で定められた外径旋削用ホルダの呼び記号です。各文字の意味を一覧表にまとめました。
| 記号の位置 | 今回の文字 | 表す項目と意味 |
|---|---|---|
| 1文字目 | P | チップのクランプ方法(P = ピンロック式) |
| 2文字目 | C | チップの形状(C = ひし形 刃先角80°) |
| 3文字目 | L | ホルダの形式(アプローチ角)(L = 95°) |
| 4文字目 | N | チップの逃げ角(N = 0° / ネガティブ) |
| 5文字目 | R | ホルダの勝手(向き)(R = 右勝手) |
| 6〜7文字目 | 32 | シャンクの高さ(32mm) |
| 8〜9文字目 | 40 | シャンクの幅(40mm) |
| 10文字目 | M | ホルダの全長(M = 150mm) |
| 11〜12文字目 | 16 | 切れ刃長(チップサイズ)(16 = 約16mm) |
それでは、各設問の解説を詳しく見ていきましょう!
📝 各設問の詳細解説
設問1:このバイトの向き(勝手)は?
- 【解答】ア:右勝手
- 解説:
バイトの向き(勝手)は、前から数えて5文字目のアルファベットを見ます。今回は「R」ですね。 - R (Right) = 右勝手(右側から左側へ削る、最も一般的な向き)
- L (Left) = 左勝手
- N (Neutral) = 勝手なし(真ん中) 英語のRight(右)の「R」と覚えれば一発です!
設問2:このバイトに取り付くチップの形状は?
- 【解答】ウ:ひし形(刃先角80°)
- 解説:
チップの形状は、2文字目のアルファベットを見ます。今回は「C」です。
JIS規格では、以下のようにアルファベットごとに形状が定められています。 - C = ひし形(刃先角80°) 💡超頻出!
- D = ひし形(刃先角55°)
- S = 正方形(Square)
- V = ひし形(刃先角35°) NC旋盤の現場でもっともよく使う「C型チップ」は、試験でも一番狙われやすいポイントです。
設問3:このバイトのシャンクの幅は?
- 【解答】ウ:40mm
- 解説:
シャンクのサイズは、アルファベットの後に続く数字を2桁ずつに区切って読みます。「3240」の部分ですね。 - 前の2桁(32)= シャンクの高さ(H) = 32mm
- 後ろの2桁(40)= シャンクの幅(B) = 40mm 設問では「シャンクの幅」を聞かれているので、後ろの2桁である「40」を選びます。「高さが先、幅が後」の順番を逆に覚えないように注意しましょう!
設問4:このバイトのチップのクランプ方法は?
- 【解答】イ:ピンロック式
- 解説:
クランプ方法(チップをどうやって固定するか)は、先頭の1文字目を見ます。今回は「P」です。 - P = ピンロック式(チップの穴にピンを引っ掛けて引き込むことで固定する方法)
- C = クランプオン式(上からプレートで押さえる方法)
- W = ウェッジロック式(くさびで固定する方法) ピン(Pin)の「P」と紐付けて記憶しておきましょう!
設問5:このバイトに取り付くチップの逃げ角は?
- 【解答】ア:0°
- 解説:
チップの逃げ角は、4文字目のアルファベットを見ます。今回は「N」です。 - N (Negative) = 逃げ角0°(通称:ネガティブチップ。裏表の両面が使える経済的なチップです)
- C = 逃げ角7°(ポジティブ)
- P = 逃げ角11°(ポジティブ) 「N」はネガティブ(Negative)のN、つまり「逃げ角ゼロ(フラット)」と覚えましょう!
🎓 今回のまとめ

なるほど!頭文字のPはピンロック、RはRightの右、Nはネガティブのゼロ…という風に英語の意味と合わせるとすんなり覚えられますね!

その通り!数字も『高さ・幅』の順番だと分かれば迷わないよね。これでバイト記号の問題が出たら確実に満点が狙えるよ。本番もこの調子で頑張ろう!
いかがでしたでしょうか?
一見難しそうなJISの呼び記号も、パーツごとに分解して意味を理解すれば、暗記の負担はグッと減ります。特に「P(ピンロック)」「C(80°ひし形)」「N(逃げ角0°)」「R(右勝手)」は2級技能検定の超定番ですので、確実にマスターして試験に臨んでくださいね!
このブログでは、これからも生産技術やNC旋盤の資格試験に役立つ情報を発信していきます。一緒に一発合格を目指して頑張りましょう!
以上、「見習い生産技術」でした。それでは、また次の記事でお会いしましょう!


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