【技能士対策】2級NC旋盤 実技ペーパー(計画立案)の取り付け具問題を徹底解説!

2級NC旋盤 実技ペーパー対策 技能検定対策

お世話になっております。見習い生産技術です。今回は計画立案等作業試験(実技ペーパー)で出題された工作物の取り付け具について解説していきたいと思います。過去の問題を引用して解説していきます。

旋盤先生
旋盤先生

数値制御旋盤(NC旋盤)や汎用旋盤で使用される工作物の取付け具(保持具)に関する問題ですね。 それぞれの取付具の役割や特徴イメージしやすいよう画像を交えて詳しくを解説します。

まずは、全問の正解一覧から確認しましょう。

バイトくん
バイトくん

旋盤先生!今日も解説よろしくお願いします!!

正解一覧

問題番号取付具正解の記号
( 1 )三つづめ連動チャック
( 2 )回し板とケレ
( 3 )コレットチャック
( 4 )四つづめ単動チャック
( 5 )面板

※ 語群の 「カ」(長軸物の加工に用いられる。固定式と移動式がある)は、取付具ではなく「振れ止め(ふれどめ)」の特徴なので、今回の選択肢では使用しません。

各取付具の詳しい解説とポイント

(1) 三つづめ連動チャック =【正解:ウ】

  • 語群の記述: つめがスクロールに噛み合っているため、同時に動く。円筒などの工作物の心出し作業が容易である。
  • 分かりやすい解説: 旋盤で最もよく使われる、もっともスタンダードなチャックです。側面の穴にハンドル(チャックハンドル)を差し込んで回すと、3つの「つめ」が連動して同時に開閉します。 内部にある渦巻き状の溝(スクロール)によって勝手に3つのつめが中心に集まるため、丸棒(円筒)を挟むだけで自動的に中心(心出し)がぴったり合うのが最大のメリットです。

(2) 回し板とケレ =【正解:オ】

  • 語群の記述: ライブセンタなどとともに両センタ作業に用いられる。
  • 分かりやすい解説: 長い棒状の材料を加工するとき、チャックで掴むだけでは材料がバタついてしまいます。そこで、材料の両端を「センタ(尖ったピン)」という部品で挟み込んで支える「両センタ作業」を行います。 しかし、センタで挟むだけでは主軸の回転が材料に伝わりません。そこで、主軸側に「回し板」を取り付け、材料側にはクランプのような「ケレ(Lathe dog)」を固定し、回し板のピンにケレの足を引っ掛けることで、主軸の回転を材料に伝えます。

(3) コレットチャック =【正解:イ】

  • 語群の記述: 円筒内面(又は外面)全体(大きな接触面積)で工作物をつかむため工作物に傷がつきにくい。量産加工用の自動盤や、卓上旋盤などの小型機に用いられることが多い。
  • 分かりやすい解説: すり割りの入った筒状の工具(コレット)を締め付けることで、材料の「円周全体」を包み込むようにしてホールドするパーツです。 「三つづめチャック」は3つの点で強く押し付けるため材料に傷がつきやすいですが、コレットチャックは面全体で均一に固定するため傷がつきにくく、非常に高い精度で同心円を保てます。そのため、仕上げ済みの材料や、小さな部品を大量生産する自動盤などで大活躍します。

(4) 四つづめ単動チャック =【正解:ア】

  • 語群の記述: 各つめが単独で動き、複雑な形状のものを通り付けるのに適するが、着脱に時間を要する。重量物の保持や重切削に適する。
  • 分かりやすい解説: 4つの「つめ」が、それぞれ完全に独立(単動)してバラバラに動くチャックです。 四角形や六角形の材料、中心がズレた偏心加工、いびつな形をした鋳物などを固定することができます。ただし、自動で中心は合わないため、ダイヤルゲージなどを使って作業者が手作業で「つめ」を1つずつ調整する(心出し作業)必要があり、セッティングに時間がかかります。その代わり、ネジの力でガッチリと四方から挟むため、大きな重量物や激しい削り(重切削)にも耐えられます。

(5) 面板(めんばん) =【正解:エ】

  • 語群の記述: 異形状の工作物を旋盤作業する場合に使われることが多い。イケール、締め板、ボルトによって工作物を取付ける。
  • 分かりやすい解説: チャックのような「つめ」を持たない、T溝や長穴が放射状にたくさんあいた大きな平らな円盤です。 チャックではどうしても掴むことができないような、複雑な形をした機械部品や非対称な材料を固定するときに使います。面板の上に「イケール(L字型の固定台)」をボルトで固定し、そこに材料を載せて、締め板とボルトでガッチリと面板に直接クランプします。工場の職人技が必要とされる、特殊な加工によく使われます。

まとめ・ワンポイント

「同時に動く / 円筒」 とあれば = 三つづめ

「単独で動く / 複雑な形状」 とあれば = 四つづめ

「傷がつきにくい / 自動盤」 とあれば = コレット

「両センタ」 とあれば = 回し板とケレ

「イケール、締め板、ボルト」 とあれば = 面板

旋盤先生
旋盤先生

上記の事を覚えておくと、試験の際、役にたちますよ。

バイトくん
バイトくん

これだけでも覚えておきます!

いかがだったでしょうか?取り付け具の特徴や用途を問う問題も出題されたりします。幅広く勉強していきましょう!今後も色んな情報をアップしていきますのでよろしくお願いします!

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